絵本作家を目指している人は
絵本を見る時に
読者の眼で見てたら駄目だ
創作者の眼で絵本を見て
観察し、研究しなければならない
漠然と、見ていても
その本からは、学ぶ事が少ない
なぜ、この場面にこの絵なのか?
どうして、このアングルなのか?
絵の展開の表現を研究してみる
お話は、お話としてあるとして
そのお話に自分が絵をつけたら・・・どうするか?
それを前提で、絵本を読むと・・・いろいろと作者の意図がわかる
最初は、自分の趣味で絵本を読んでいて良いが
ある程度、絵本がわかってきたら
そういう創作者の眼で見る事も大切な事である
それが、自分の作品作りに役に立つ
ロングセラーの本とかは、
特に長い間、読者に支持されている訳だから
その支持を受けているところはなんなのかを学ぶ事は
とても、良い勉強になると思う
また、自分がなぜその絵本を良いと思うのかを
自分で分析すると自分の好きな方向が自覚出来る
どんな才能でも
伸ばすのは、自分自身
本人の自覚がない作品は、作品ではない
偶然、たまたまでは、次の作品作りに繋がらない
その絵本の何に力を入れたか
何を一番の魅力として考えてるか
そういう、根本がつかめてる作家は、強い作家になれる
自分の作品のアピールが出来るからね
これは、持ち込みする時にも役に立つ事かもしれない
自分の作品を知ってると言う事は、
編集者に負けない自信とアピールが出来る事かもしれないから。
<文責・ab-絵本創作塾 塾長 須田繁太>