絵本創作の意図・テーマ

 

絵本を作ろうと思い

絵本を作る

思いついたままに

お話しを考え、絵を考え

自作のお話しに自分で絵をつけて

どんどん仕上げて

絵本を完成に持っていく

 

いわゆる自己満足の絵本作りである

 

絵本の作り方入門

初めての手づくり絵本

 

それも大切な勉強であり作業である

とにかく、自分の思った事で絵本を作りあげ

完成させる事はとても大切な第一歩になる

 

しかし、いつまでも作りたいと思ったから作ったと

自己満足の絵本を作り続けていても

それは、その段階で止まってる事でもある

 

次の一歩の為には

作品の意図・テーマが大切である

 

自分が、なぜその絵本を作ったのか

なんの為に作ったのか

 

そういう絵本作品に対しての意図・テーマが必要になる

 

「何の為に」

「どうして」

 

それは、直接絵本に関わる事でなくても

自分の生き方の考え方でも良い

 

単純に「ゲンキハツラツ」

単純に「ジブンノエ」

単純に「ヘイワ」

 

どんな事でも良いから

そういう意図・テーマをもって絵本創作を考える

 

そうすると芯のある絵本が出来るかもしれない

 

絵本作家の人の絵本作りに対しての話を聞くと

「なんでもよい、なんでも描けば良い」というけど

それは、創作のスタンスが出来ているからである

その作家が作品を思いつき、考えてる段階で

すでに、自分の意図・テーマに添った方向で考えている

だから、出来た時には自然と作品に意図・テーマが含まれている

「なんでもよい、なんでも描けば良い」と言ってる真意を

把握しなくてはならない。

 

意図・テーマのない作品は、弱い作品で終わる

 

ただし、意図・テーマが表面に出てるとは限らない

奥の奥に隠されてる場合もある

 

一冊の絵本なのに、子どもの時に読んだ時、思春期に読んだ時、大人になってから読んだ時で、受ける事が違う絵本もある

 

絵本の世界に限らず

全ての創作には絶対に必要だと思う「意図・テーマ」についてでした。

 

    <文責・ab-絵本創作塾 須田繁太>

 

 

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