文章を絵本化する時に重要なのが
コマ割り表である事の再認識
文章を読んで浮かぶイメージはひらめきの絵
コマ割りを描く時は、文章にそっての感情の絵を描いて
いるのである。
それが、作品への感情移入として絵に現れてくる
前後絵の流れの関係、構図、見せ場、めくり
話の盛り上がり、主人公の感情・・・
それぞれを考えて全体を把握してコマ割りを作ってる
それは、絵本の絵を作ってる事なのだと気づいた
だから、コマ割表はとても大切なものなのだ
作品全部を通して、一度作って完成させる
それを土台に、何度も作り直す
その事で、文章を反復し、文章が自分の物になり
新しく気づく事、思いつく事が更に生まれてくる
そして、気づいたら直し、思いついたら直しを積み重ねて
絵本の設計図であるコマ割りを完成させていく
設計図か完成すれば、自分の絵で原画制作に
入っていけば良い
コマ割りの弱点は、小さい絵であるがために
空間を取り違えてしまう事である
小さい画面では、埋められている空間が
原画のサイズになると埋めれない場合が
多々ある事に注意すると良い
コマ割りが完成したら
原画を描く事にだけ集中出来るものだ
コマ割りは、コマ割りにあらず
作品に感情を表現する作業である
その感情に同調した読者が作品を好きになってくれる
<文責・ab-絵本創作塾 須田繁太>