ハサミを使わせる流れ(ab-絵本創作塾)

二歳児から、使うのを前提にして

ハサミを持たせる前に、手遊びを通してグーパーと指を動かす練習をする

練習して、充分に開いたり閉じたり出来るようになってから

ハサミを片手で持たせ

ハサミを使う子どもの手の画像
ハサミを使う子どもの手

ハサミを開いたり閉じたりさせる

開いた状態で、指を入れ・・・閉じさせる

開くのは、ちょっとコツがいるけど

何度か、練習しているうちに出来るようになる

上手く開け閉じが出来るようになったら

紙を持たせて、切らせる

紙は、ハガキのような紙がこしもありきりやすい(上質紙)

幅は、一度に切れる長さの1.5〜2センチぐらい

パチンと切り落とせるようにして、切らせると切った楽しさがある

肘を開いて切ると、ハサミが横になり、ハサミに挟まって切れ難くなる

肘が開いてる子は、そっと押して、閉じさせて切らせる

 

片手で使う前に、両手で持ち手を持たせ、切れる喜びを教えてやるのも良い

上手になったら、片手で紙、片手でハサミで自由に切らせる

 

曲がりなりにも、紙を片手で、ハサミを片手で切れるようになれば

二歳児は大丈夫

 

三歳児は、太い線、なだらかな曲線、幅の広いジグザクの線が

切れるようになれば良い。

 

四歳児は、ハサミを正しく持ち、だいたい10センチ位の○を

線に沿って切れるようになれば良い。

 

五歳児は、ある程度正確に直線・曲線・斜めの線が切れれば大丈夫

 

六歳児は、細い線に沿って、直線・曲線が切れ、くりぬきができるようになれば大丈夫。

 

ハサミの使い方とルールとして

・ハサミを持ち運ぶ時は、刃を閉じて刃の方をしっかりとにぎって持たせる

・持って走らせない

・振り回さない

・紙以外の物を切らせない

・相手に渡す時は、持ち運ぶ時と同じ様に、刃を閉じて刃を握って

 ゆっくりと渡す。(勢い良く渡させると怪我のもとである)

 

ハサミを使わせる時の年齢ごとの目標的な事として、頭に入れておくと良い

これが、頭に入ってると、工作等の時に対象の子どもたちが何を出来るか

出来ないかが解る

 

工作は、保育士の準備に寄って、どの年齢にも対応でる物がある

ハサミの細かい作業を準備としてやておくか

それも、指導として、切らせるか

 

それぞれの年齢に対応した、計画を立てれば良い

 

指先や指を使う事は、脳の発達にとても良いので、どんどん指、指先を使う

作業をさせると良いと思う。

 

忘れてならないのが、個々の発達の違い

この小さな時に、同じクラスに1年の差がある子ども達がいる事を忘れない事

二歳児で、良く出来る子が、ほぼ三歳児である事もある

器用、不器用も個々の性格

絶対にここまで出来なければ駄目と言う事は、無いと思って気長に

観察して見守って欲しいと思う。


余談として、僕自身が左利きなので、個人的な余談として、僕らの世代では左利き用のハサミなんて無い時代でしたから、当然ハサミは右利き用のハサミを左手で使って育ちました

指を入れる部分、特に親指の部分の小さいものは本当に使い難かった(親指でなく沢山の指を入れるから)

それでも、ちゃんと使えます

人以上に使えます(爆)

ハサミは切るとき、切れる部分の見当をつけて切り出します

右利き用でも、左利き用でも、最初に使うものは同じスタートで、出来ないからのスタートです


慣れですね、慣れたら上手く使えるものです


逆に、大人になってから左利き用のハサミを使ったら切れませんでした

いつもの見当でない部分から切れるからです


左利きで生まれた要素を活かしたり

大人になっても、不便に感じない為にも

左利き用のものは、必要ない気がします(個人の意見です)


いつも、専用のものが無いと出来ないか、あるもので出来るか?ですね

脳の活性にも繋がりますから

左利きで半世紀生きてきた感想です



 

ab-絵本創作塾 塾長

元厚生労働省指定 保育士養成施設 造形認定教員

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