吉田兼好って書いても
わかる人は、わかっても、わからない人の方が多いだろうね
まぁ、徒然草の作者なんですけど
出家して坊さんになった人です
この人に、若い出家したばかりの坊さんが
私は、出家したのに 心の中の世俗が断ち切れなくて
出家した意味が無いというような事をいったそうな
そうしたら、いやいやちゃんと意味はあるのだよと答えたそうな
その意味とは・・・
人間なのだから、心に世俗が湧くのは当然
出家したのに、それでは駄目だと言うが
出家した事で、世間に居る時ほどの世俗の誘惑が無い
食事も、着物も、布団も
質素に徹し、情報も刺激も少ない
そういう場に居るという事と、世間に居るのとでは、全然違う。
出家して、そこに居るだけで意味があるのだよ
と答えたそうな
なんでも、かんでも、精神力とか気の持ち方的な
おしつけ的な、薄っぺらな精神理論を語るより
物凄く頷けた
静かなところじゃないと集中出来ないとか
カフェじゃないと勉強ができないとか
人それぞれに、そういう場所がある
そういう場所に行って、何もしなかったとしても
そこに行く事で、世俗を切っている
だから、行く事で何かがあるのだ
何となく、今の僕の絵本塾へ通うのと通じる部分があり
嬉しくなった
絵本塾には、ネットもテレビもありません
ネットがあると・・・ネットをしてしまう
テレビがあると・・・テレビを見てしまう
それじゃ、家に居るのと同じ
何もしない日もあるが、そういう環境に半日居る
朝の6時から16時過ぎまで・・・
この言葉を知ってからは
そういう時も、無駄になってないって思え
焦る気持ちが、少なくなった
何かしなきゃ、何か仕上げなきゃ・・・
そういう、プレッシャーは
何も成果が無かった時の焦りの気持ち
焦りの気持ちが、空回りすると
なんだか、落ち着いて考えられない
その無意識の焦りが消えた
逆に、その「何もしない時」が
次のやる気に繋がって、仕事量が増えている
なかなか、僕にとっては、良い言葉だったので、ちょっと書いてみた
(僕の頭の中に残った部分だけなので、正式には、違うかもしれないが・・・語ってる意味としては、合ってるハズです)
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