絵・若山憲 文・和田義臣
絵本「ちちんぷい」
この絵本は、師である和田先生の引っ越しを手伝った時に
たまたま見つけて読んでたら・・・あげるよって頂いた絵本。
何十年も前・・・もう30年近くなるなぁ〜
それからは、ほとんど読んでない
でも、記憶から消える事が無い
カレーの好きな「ちちんぷい」
手伝いをして、大好きなカレーが食べれると思うと
誰かが、怪我して・・・まじないの「ちちんぷいぷい 飛んでけ〜」
って唱えられて・・・カレーが食べれない
その繰り返しで場面が進み
最後は・・・唱えられちゃうんだけど・・・大盛りのカレーと一緒に飛んでいくって絵本
若山先生も僕の師であるんだけど、
こぐまちゃんシリーズを思い出す人が多いと思うが
実は、色々な絵を描い絵本を作っている
「きつねやまのよめいり」なんてリトグラフという版画で作ってる
最近、復刻されたが
改めて、本当にきれいな色を出してるって思う。
その他にも、水彩の柔らかい筆と絵具の透明感を使った絵とか
いろんな画風に挑んで絵本を描いてる
自分の「絵」を決めつけられるのが嫌っておっしゃっていた
編集者から、この前と同じ感じの絵で・・・って言われるのが嫌いだって
だから、全然違う絵を描いて出すんだと
まぁ、仕事的にはマイナスなんだけど、作家としては楽しいとも言われてた
そんな先生の作品のなかでも、なんとなく心に残ってる「ちちんぷい」
もう、絶版で手に入らないし画像も無い
本棚のどこかにあるとは思うが・・・
僕的には、好きな絵本なんだよね
どこかで、みかけたら読んでみて下さい。
ポブラ社からの出版です。
<文責・ab-絵本創作塾 塾長 須田繁太>