たまに、本屋に絵本を見に行く
やっぱり、関連の業界の流れとかを
見ていないとね
で、いかに絵本の出版業界が不況なのかが
良くわかるよね
だいたい、児童書売り場の面積の狭さと
品揃えの少なさ・・・
名作は、どこで買うんだって感じだね
品数が少ない・・・
でも、絵本は知ってる
ネットで買う
一度、ネットで買うと
次も、ネットになる
だって、欲しい物がすぐに手に入る
書店が売れない
売れないから、売れる物だけを並べる
児童書は・・・高い
高いと・・・売れない
売れないから、本屋が置かない
置かれないと・・・出版社の利益が無い
知ってる人が客でなく
見て、その場で買ってくれる人が客
本の客というのは、そういうもの
知らないけど、見てみたら、読んでみたら気に入ったから買う
この流れが、書店と出版社の客層
なのに・・・本が無い
難しいよね
「ぞうのババール」の絵本が欲しくて
探して、本屋を三店舗も回ったが無かった
それも、それなりに規模の大きな書店なのに・・・
結局、ふらっと入った小さな本屋にあったけどね
時代なのかなぁ・・・ぞうのババールって
有名なんだけどな・・・
しかし、高い・・・1400円+消費税
この値段をなんとかしないと
本当に・・・駄目だって思うよ
売れないから、単価を高くして利益を高くしてるのも出版社
自分で、自分の首を絞めてるよね
このままでは、総合出版社が生き残り
単種の出版社は、消えていくしかないね
そうなると、似たような作品ばかりになってしまう
出版を決めるのは、出版社だからね
いろいろな出版社が、他社に無い本をと競うから
いろいろな作品が世に出てるのになぁ・・・
本屋に行って、そんな事を考えてしまった今日でした。
<文責・ab-絵本創作塾 須田繁太>