絵本作りの本筋と枝葉

絵本作りを学ぼうとか

創作を知ろうとか考えて、勉強する時に

本筋として、知りたいものに集中するのは良いが

それだけを勉強して、ものになるものでない

絵本塾で、絵本について

自作の絵本にだけいろいろと学んでも

本筋として、絵本を学ぶになってるかもしれないが

枝葉を学ばないと、それは広がらない

 

広がる要素がないのに、絵本についてだけ

学んでも、改善の仕方がわからない

 

例えば、絵本原画の美しさ

作家の絵本原画展に行くと、とてもきれい

印刷された絵本より、原画はきれい

 

きれいな絵本の原画を描きたいと思っても

なぜにその原画がきれいなのかの

分析が出来ないと自分の描き方を変えられない

色彩の練習風景
色彩の練習風景

色彩学の域の

色に関わる基礎知識がなければ

 

絵具が使えても、きれいな絵本の原画は描けない

 

枝葉を知るってのは、そういう事

直接、関係なくても、よくよく考えていくと

繋がって・・・本筋の役に立つ事

 

枝葉が沢山ある木は、栄養満点で大きくなれる

 

本筋だけで、枝葉のない木は、栄養がなくて・・・育ち難い

 

色彩の事、紙面構成(レイアウト)、文字の印象、文章

言葉の使い方、ドラマ性などなど

 

絵本には、沢山の枝葉の要素がある

 

「絵本が出来た!!」と思っても

 

「絵本というものを作ってみた」

 

という事なだけかもしれない

 

要素の全てを意識し、全てを考えて作ってこそ

 

「絵本が出来た!!」と言えるのかもしれない

 

だからといって、作らなきゃ何も進まないけどね

 

沢山作る、作りながら要素を考える

足りない事を学ぶ

どんどん枝葉を増やす

 

そして、気がつくと・・・良い絵本が出来てる

 

いろんな枝葉からの栄養で体力のある絵本

それが、強い絵本になるのかもしれない

 

枝葉の大切さ・・・

枝葉の増やし方

 

それを伝えるのも絵本塾の役目なのかもしれない

 

 

         <文責・ab-絵本創作塾 塾長 須田繁太>

 

 

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