絵本を考えて場面設定するときに
文字を入れる場所を考えるよね
その時に
右脳と左脳の機能を意識する事も重要
右脳と左脳で
機能が違う
簡単に言うと
右脳が文字の理解系
左脳がイメージ系
そして、眼の仕組み
視神経交叉というところで、視神経の情報が交差して
それぞれの眼球の右側が左脳、眼球の左側が右脳に情報が届く
だから、何かの事故で、右脳が損傷を受けると
左目が見えなくなるのでなく
左側が見えなくなるのだよ
で、絵本を開いて左側に文字があると
漠然と見た時に、その情報が、右脳に入り・・・理解しやすい
そして、漠然と見ても絵が右側にあると絵系に得意な左脳に情報が
届くので、自然と理解しやすい。
これが、逆だと、右脳と左脳が混乱とまでは言わなくても
ちょっと、躊躇しちゃうらしい
そんな事、あんまり意識しないけど
視神経と脳の仕組み的には、利にかなってるのが
「左に文字・右に絵」だって事
それぞれの場面によって使い分けるのも良いかもね
不安な場面
考えて欲しい場面
そんな時に、逆にするのも効果的かもね
まぁ、編集の域なのだろうが
絵本の絵を描く立場としては、知ってて損は無いかな?
読みやすさも良い絵本の要因だからね。
余談だけど、面白い話
オタマジャクシは、全交叉っていって、右目の情報は全て左脳
左目の情報は全て右脳に伝わるんだけど
カエルになると、人間と同じように眼球の片側ごとに脳に伝わる
これは、カエルになって食生活が変わり、獲物をとらないといけないので
距離や奥行きや立体感がわかるように、成長の途中で視神経がのびて
変わるんだって、面白いね
基本的には、鳥以下の動物は、全交叉なんだってさ
全交叉の動物は、距離間を計る為に頭を動かして連続画像で距離を測る
らしい。だから鳥は良く首を傾げたり、虫も頭をチョコチョコ動かすんだね
いゃぁ〜、生物って凄いね。
<文責・ab-絵本創作塾 塾長 須田繁太>