エリックカールの絵本と言えば
「はらぺこあおむし」が有名
実は、この絵本
最初の刷り版の絵本と
最近の刷り版の絵本では・・・絵が違う
売れて、増刷しているうちに
刷り版が劣化し
だんだんシャープさがなくなり
製版する事にしたら
なんとーーーーーーーーー
原画がない
それで、エリックカールに伝えると
ふたたび作ってくれたと言う話がある
だから、構図は同じだけど絵が違う場面がある
嘘だと思う人は、刷りの番号で比較してみてね。
そんな売れっ子のエリックカールが
色彩を使った絵本を出してる
「こんにちは あかぎつね」って絵本
この絵本は、基本4色の残像を使った絵本
簡単に説明すると
「赤」をじぃーーーーと見て
白い紙を見ると「みどり」の残像色が浮かんでくる
「黄色」は「むらさき」
「青」は「オレンジ」
「緑」は「赤」
それぞれの刺激の強さによって多少は違う色に見えるが
それ系の色が見える
これは、色彩学なんだけどね
自然に体験してると思うよ
その残像色の現象を使った絵本が
「こんにちは あかぎつね」って絵本
色の違う登場生き物が、子かえるの誕生日パーティーにくるんだ
おかあさんカエルは・・・この生き物は、招いた生き物と違えって言う・・・
すると、子がえるが、おかあさんもっともっとよく見なきゃって言って
みさせると・・・残像して、招いた生き物が現れるって絵本
あっ、残像は形はそのままで現れるから
四角い赤を見てたら、四角い緑が見えるって所も活用してる絵本
へぇ〜面白いなぁって思ったんだけど
はたして・・・これは・・・子どもに通じるかな?
そこで、実験したのだ
5歳の男の子と5歳の女の子にね
そうしたら・・・最初は両人とも見えなかった
じぃーーと見るって事が、子どもには難しかったかもしれない
じぃーと見るって事を教えて・・・再度実験
そしたら・・・女の子が1色見えたの
1色見えると、コツがわかるから・・・最終的には・・・全色見えて
その絵本をおもしろがってた
男の子は・・・見えない見えないと言って・・・結局、飽きてしまった
しばらくして、男の子が6歳になった時に、もう一度みせたら
すぐに見えたんだけどね
一見、子どもには無理って思っても
ちゃんと通じるって事を感じたよ
難しいと思える絵本も、導きの補佐で・・・ちゃんと楽しめる
大御所は、色々な事に挑戦してるんだなぁ〜って思った絵本でした
ぜひ、探して見てみてください。
<文責・ab-絵本創作塾 塾長 須田繁太>
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