実習時に造形をする時の基本として
対象年齢に合わせた「ねらい」が必ずある
ただ、作り物をさせて時間を潰す訳ではない
その造形をさせて、子ども達の何を育てるか
そう言う「ねらい」事が、必要なのである
感性的なもの(季節・行事)、道具、技術、いろいろとある
対象年齢の発達の段階を把握してないと、なかなか考えられない
対象の年齢の子ども達にどうなって欲しいか
何を出来るようになって欲しいか
それによって、「ねらい」が設定される
「ねらい」が設定されたら
それに合うように、造形を考え
指導案を組み立てていく
なかなか、実習生は・・・それが出来ない
そういう関係の本は、たくさん出版されているし
僕の指定した教科書にも沢山載っている
関わった学校の図書室にも、沢山入れさせてある
自分で、そういうのをきちんと調べて
実習案、指導案を真似する事からはじめ
制作しないと
なかなか、オッケーが貰えない
単体の造形物
自分の頭の中だけの考え
それでは、実習の造形は出来ないものなのだよ
あと、シュミレーションは絶対に必要
説明、導き、作業
シュミレーションをする事によって
作業の順番
難しい所の把握
危ない部分等
制作のポイントが明確になる
これも、実際に教えるように組み立てて
自分で、整理整頓して確かめる必要がある
思いつきや、行き当たりばったりでは、出来ないものである事を
知って欲しい
説明時の言葉使いも頭に入れてやる
知ってるだろうとか、出来るだろうという
予測的な言葉でなく
子ども達が、一から出来るように組み立てて話をしないといけない
折り紙の裏を使うのか、カラーの表を使うのか?
どこに糊をつけるのか
線のどこを切るのか
折るのか
子どもの頭の中に作業が想像出来るように説明する
そう言う、細かい部分を把握して導かないと駄目
あと、安易にセロハンテープを使わないように
これも、重要な事である。
表面にセロハンテープの張られてる作品は、作品に値しない
道具・用品の設定の時に頭に入れておいて欲しい事である
間接的援助の項目として、材料は必ず余分に用意する事
造形=何かを作らせる という考えはやめた方が良い。