主体は、子ども
保育活動の中で、主体(中心)は子どもであり
保育士では無い
それを日常の業務に追われて忘れて
活動している保育所が多い
保育所の都合
保育士の都合
それを優先させて
大人が、やりやすいように
大人に都合が良いように活動を制限(内容・時間・場所等)して
主体が、大人になり、大人の活動しやすいように活動する
子ども達が、制限の中で活動する事で
情緒の成熟に必要な「遊び」の要素が消えていく
昨今の、待機児童対策で、単に預ける場所を増やす
目先の対応政策が目立つ
収容人数も、待機時て対策で特例で押し込み
新設の保育園も、経験値の浅い若い保育士を中心に立ち上げている
本当の意味での保育所なのか
ただの預り所なのか
難しい問題である
そんな中でも、夢と希望を持って
保育に携わり、自分の時間も削って
一生懸命に働いている保育士も多い
しかしながら、現実としての経営者との関わりや、仕事に対しての考え方
待遇などで、前向きに取り組んでいる保育士の離職が多いのも確かである
保育士の保育への認識の差が、大きいのも問題である
それは、養成校の授業のあり方にも問題があるのかも知れない
普通の教育のように、先生主体、学校主体の教育法
それを受けて、現場で・・・子どもが主体と知識だけ教えても意味が無い
知識的な授業は、それでも良いのかも知れないが
実技系の授業は、主体は「学生」
そういう授業の中で、直接子ども達と接するスタイルを身を持って体験し
経験値として、それを心に留め
そして、現場に出た時に、その接し方で子ども達に接してしまう
そういう、教えが大切だと思う
造形の分野では、4年前の全国保育士養成協議会で、
少し新しい方向性が出たが、新しい考え方を導入している
先生、学校は少ない
いまだに、美術教育をしている養成校もある
ちまたの保育士ブーム
それは、なぜなのか
それは、職に就けるという事
しかし、保育士という仕事は、資格で出来る仕事ではない
これは、あたかも前の福祉ブームと同じである
職に就けるというだけで、福祉職分野の教育、資格、就職が流行
そして、今の現状
職安の求人の上位をいつも占めている
そして、職安の人が一言・・・
いつも、上位にあると言う事は
長続きしないで、辞めているという現状を認識して
就職活動して欲しいと付け足すほどである
保育士という仕事が
単に子ども相手の仕事でなく
その子の一生を左右する影響を与える仕事である認識をしないで
「職」というものだけに魅力を感じて
就く業種ではないのである
だからこそ、保育資格の見直しが必要なのかも知れない
国家試験・・・知識試験
養成校・・・全入の時代+ベルトコンベア式に卒業
そんな資格のあり方で、本当の意味での子ども教育は出来ないのだけどね